恵比寿にSweet Basil

つばき

ちょっと前にに恵比寿映像際の地域連携プログラムで横尾忠則の映像作品をLIBRAIRIE6というギャラリー&アンティーク&古書な感じのところでやっていたので見に行ったら、そこのオーナーの女の人はギャラリーには珍しくよくしゃべる人で、作品の説明などをがんがんしてくれました。
で、その中で「来月に羊をテーマに展覧会をするのでぜひ」と案内を渡されたのと、出品者の一人、桑原弘明という人のミニチュアな作品に興味を惹かれたのでこの間の水曜日(3/20)にまた行きました。
もちろんこちらのことはまるで覚えていなかったのですが、やはりがんがん作品の説明などをしてくれました。

この間は映像だったので窓が暗幕で覆われていたのだけれど、今回は窓から外が見えたので、前に建っているのビルの話になって、その話の中で、1階に「SWEET BASIL」という看板があり、そこは何かテレビの撮影か何かでスタッフや役者の出入りがあるということを教えてくれました。
よくみるとジャズが好きな人なら知っている、そこでのライブが何枚も名盤となったニューヨークの有名なジャズのライブハウスとロゴが同じ。
六本木にSweet Basilがあると言うのは知っていたけど、前はここにあったのかなあ、などと思いながらその日は帰りました。

後日、気になって調べてみたら、ニューヨークのSweet Basilはバブルの終わり頃に日本人に買収されてて、恵比寿のそこは何と映像の制作会社になっているのでした。しかも、制作しているのが月曜ゴールデンとか水曜ミステリーとか。
本家、ニューヨークの方は閉店して「スウィート・リズム」として営業しているらしい。
これこれを見るとその辺の経緯が書いてあります。

昔、ニューヨークのSweet Basilで演奏したアート・ブレーキー達は、その名前が日本の2時間サスペンスな映像制作会社になるとは夢にも思わなかっただろう。