次の日の朝、出発するのでこの日が最終日。とりあえずホテルの周りを散歩しつつK21という現代美術館を目指す。
このあたりは観光客はいないらしく、地元の人がこちらが迷っていると思ったようで、観光地はあっちだよと声をかけてくれた。親切。散歩しているだけだから大丈夫ありがとう、とお礼を言う。
途中本当に迷いそうになりながらも美術館に到着。
目の前に池があってカモがいる。人を怖がらない。むしろカバンに手を入れると餌をくれると思ってものすごい勢いでよってくる。
美術館は地下がRaqs Media Collectiveというグループ展。4フロアのそれぞれの部屋で多分デュッセルドルフゆかりの作家が多いと思う常設展。知っているところだとグルスキーとかトーマス・ルフとか。知らない人もたくさん。部屋がいっぱいあったけど全部見る。なかなか疲れる。
最上階はTomás Saracenoという人のインスタレーション。
体験型の展示で中を歩けるのだけれど高いところは苦手なので見るだけに。
もともとは19世紀の建物だったそう。ベルリンもそうだったけれど古い建物をうまく改装して利用しているところが多い印象。
その後は適当に散歩。Manufactumというロフトっぽい店で買い物したり。ビール飲んだり。
ビール屋さんをはしごしたり。
ここで気になったTartarというメニューを注文。
出てきたものは、
生肉。しかも後で調べたら豚の生肉だった模様。しっとりとしたパンの酸味と玉ねぎと生のひき肉のハーモニー。美味。
これを食べる観光客は珍しいのか隣に座っている地元の人が「それ食べているんだ、うまいだろ」みたいなことを言っていたのかドイツ語で話しかけられる。
適当な英語とGoogle翻訳を駆使しつつ会話。乾杯の言い方を教えあって、何かあればツォース、カンパーイ。
楽しい時間でした。
次の日の朝。ホテルの近くの駅から空港へ。
無人駅。
空港でミネラルウォーターのボトルを捨てようと思ったらペットボトルを集めているホームレスらしきおじさんがいたので差し上げる。ドイツではペットボトルはデポジットで0.25ユーロなので集めている人が結構いる。
帰りももちろんシンガポール経由で。
無事帰国しました。
おしまい。